2024年の箱根駅伝で、青山学院大学が大会新記録となる10時間41分20秒を叩き出し、復路も含めて首位を譲ることなく8度目の総合優勝を達成しました。この勝利は11年間で8度目という驚異的な記録となり、まさに「新緑の王者」の名にふさわしい成果です。
優勝への道:選手と指導の力
今回の勝利の立役者は4年生キャプテン田中選手を中心に、チーム全体が一丸となったことにあります。寮母を務める原監督の妻、美穂さんは、「寮生活での基本的なルールを徹底した結果が、この勝利につながった」と語り、選手たちの努力を称えました。
原監督夫妻の引退準備
この偉業達成の陰で、原監督と美穂さん夫妻は「後任への引き継ぎ」を視野に入れていることを明かしました。次世代の指導体制を築きつつ、青学駅伝の強さを未来へ繋げる準備が進められています。美穂さんも「いつまでも続けられるわけではない」と述べ、貴重な経験をかみしめていました。
圧倒的なチーム力と歓喜の胴上げ
優勝後には原監督が8度胴上げされ、美穂さんも選手たちの手で空高く舞い、勝利の喜びを分かち合いました。「空がきれいでした」という美穂さんの言葉には、感動と達成感が込められています。