11月7日、日本時間の12時過ぎにインドネシアのフローレス島にあるレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。この噴火により、噴煙が高度約1万6000m超に到達しており、気象衛星「ひまわり9号」でも確認されています。
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噴煙の規模と影響
噴煙が対流圏界面近くにまで達し、大量の火山灰が放出されました。この火山灰は航空機に影響を及ぼす可能性があり、今後の火山活動に応じて国際線の運航への影響が懸念されています。 -
先月からの噴火活動
レウォトビ火山では、10月末から噴火が活発化しており、11月4日には火砕流を伴う噴火が発生し、海抜1万2000mまで噴煙が上がりました。この時点で死者も出ているとの報告があります。 -
気象庁の監視と津波の可能性
気象庁は噴煙の高さが1万5000mを超えたため、津波発生の監視を開始しました。2022年のトンガでの噴火時のように通常と異なる津波が発生する可能性があるためですが、これまでの類似事例では津波は発生しておらず、今回もその可能性は非常に小さいとされています。
Key Takeaway
レウォトビ火山の噴火は、航空機運航や遠地への影響が懸念される規模であり、気象庁も津波の監視を開始しました。現在のところ生活への影響は小さいとされていますが、引き続き注意が求められます。